三洋のICR-XRS120MFのリポート (2010/05/07)

初めに

三洋から出たICR-XRS120MFというAM/FMラジオチューナのICレコーダを買った。 ラジオの予約設定はPCからできないタイプではあるが、慣れれば十分に全盲でも予約設定ができることがわかった。むしろ慣れてしまえば、いちいちPCに繋いで予約設定をしなくてもこちらの方が楽かもと思うこともあるが。 また全てではないが、重要なメニューの設定項目などは音声ガイドがあるので、他の機能も十分に使えるだろう。 このような結果、総合的に殆どの機能が全盲でも利用可能であることがわかった。 たぶん私たちにはできないことは、ファイル名の変更ぐらいだと思う。ただしこのような操作はPCから実行すれば良いので全く問題ない。 ということで100%近い機能は利用できると思う。

ICR-XRS120MFのWebsiteは ここである。 またPDFのマニュアルは 取扱説明書(約15.7MB) 基本操作ガイド(約3.07MB) にある。

またその他にも全盲でも予約設定などが利用できるラジオ付きICレコーダはこの他に2機種ある。 トークマスタースリムPJ-10 、 である。こちらも参考にして頂いてどれを利用するか判断して頂きたい。

ボタンの名前位置など

液晶画面を上にして、本体と向き合うように持つ。 本体の頭のところに5このボタンが並んでいる。これは「ダイレクト選局ボタン」というもの。 左から1から5である。 これらはラジオのプリセットの局を選ぶ時や予約録音などのホルダへ移動、ファイルの再生の時のインデックス付け、早聞き・遅聞き等の役割のスイッチになっている。

フロント上のボタンは1行3こ、で5行ある。
1行目:左からシーンボタン、録音ボタン、停止ボタン
2行目:左からメニューボタン、上矢印ボタン、消去ボタン
3行目:左から左矢印ボタン、再生/OKボタン、右矢印ボタン
4行目:編集ボタン、下矢印ボタン、フォルダ選択ボタン
5行目:左から予約ボタン、AM/FMボタン、SD リストボタン
と並んでいる。

後はそれほど説明は不用だと思うが、左側面の上の方にマイクロSDカードを入れる場所の蓋がある。 その蓋を開けて、カードスロットの下にUSB接続ポートがある。 また、本体裏の中央にリちゅーむ電池を入れる場所の蓋がある。上にスライドさせる。 ヘッドフォン端子と、マイク端子あるいはライン端子は共有のようだ。メニューで切り替える。 電源スイッチは右側面の上、下に下げるとon/offができる。また上にスライドするとホールドになる。

予約設定

ここではタイマー予約設定について説明する。 設定の大体の項目は音声ガイドがあるが、肝心の時間、プリセット番号、周波数等は音声ガイドはなしである。がビープ音を頼りにすれば全く問題なく予約設定ができる。 タイマー予約指定曜日のチェックのありなしも確認もできる。

予約ボタンを押すと予約リストがでる。 予約リストは1から20で、下矢印ボタンを押して行くと、1から20へ移動する。 ビープ音が2回鳴るところがリスト1である。 ここで予約リストを選んでOKボタンを押す。

すると今度は今選んだ予約リストについての設定を行う。上から順番に説明して行く。

実行設定モードは、ビープ音1回がON、2回がOFF。ここでは実際に予約をONにするかOFFにするかを決める。デフォルトはOFF。

繰り返し設定モードは下に下げると、1回、毎日、曜日指定、日付指定と変化する。ビープ音2回のところが1回。

1回とは今回1回のみの録音つまり今日1度だけ録音するということ。毎日は、毎日予約を実行するということ。 この2こを選んだ場合は、次の開始時間設定の項目へ移動することになるのだが、 曜日あるいは日付指定を選ぶと、これらの設定画面に切り替わる。

例えば曜日を選ぶと、ここでは予約を実行したい曜日にチェックを入れる画面になる。デフォルトは全ての曜日にチェックが入っていない。曜 日は表示が2列になっていることに注意してほしい。

1列目は下矢印キーを押す毎に、確定、木、金、土、確定と戻る。
2列目は確定の横から下矢印キーを押す毎に水、日、月、火、水と戻る。
液晶画面の表示上の問題なので、順番がへんなことになっているので注意して欲しい。 2回のビープ音が確定なので、そこを探してそこを基準に移動してほしい。2列目のところは、上下矢印ボタンをおしても、ビープ音の変化はないので、どの曜日にいるかわからなくなるかもしれないが、その場合はまず右または左矢印キーをどちらか1度押して、確定の2回ビープ音のところをまず探せば問題ない。 デフォルトは日曜日にフォーカスがある。 また、曜日のチェックの確認だが、OKボタンをおすと高いビープ音でチェックが入る。低いビープ音でチェックがはずれる
設定が終わったら、2回ビープ音のところでOKボタンで確定を選んで次の項目である、開始時間の設定に移動する。

また日付指定での予約を選ぶと、日付を指定する画面に変わる。 日付指定は今月と来月の設定ができる。  日付は、ビープ音が2回が今月、1回が翌月。 OKボタンでそれぞれを選んで、上矢印キーで日付を選ぶ。上矢印キーで数字が上がって行く。 ちょっと注意してほしいのは、例えば今が5月7日ならば、7日から31日までの間から選ぶようになっている。つまり今月の日付の項目は25ことなっている。今の場合は、ビープ音が2回のところが7日となる。そこから上矢印キーを押すと、8日、9日となって行く。

開始時間、終了時間の設定だが、  時間設定は、上矢印キーで数字が上がる。1列目が時間を合わせる。、2列目目で分を合わせる。ビープ音2回が0であるのでそこから数える。

次に動作設定モードという項目がある。これは予約録音か予約再生かを選ぶ。 デフォルトは予約録音。

次に録音元設定に移る(ただし、上でファイル再生モードを選んだ場合は、ここはタイマー再設定生モードになる) ようはここはAMかFMか、MIC/lineかを選ぶ。 上からAM,FM,MIC/LINEとなっている。デフォルトはAM(2回ビープがなるところ)。

次にラジオのプリセットを選ぶ。 ここは上矢印キーを押す毎にプリセット番号が上がって行く。デフォルトはプリセット1(ビープが2回鳴るところ)になっている。

周波数でも設定ができるところがあるが、プリセットで設定したら必要はないだろう。っていうかまだ使ったことがない。

次に録音先設定モードを設定する。 ここは、予約録音のファイルをどこのフォルダに入れるかを決める。 ICR-XRS120MFはタイマー録音のファイルはT1からT20に入ることになっている。 もちろんこのT1からT20のなかで自分の好きなフォルダに指定できるが素直に予約リスト1はT1フォルダに、リスト2はT2という風に入れるのが無難であろう。デフォルトはそのようになっている。 どうしても変更したければT1からT20の範囲でここで変更をする。

次に出力先設定というものがある。 これは録音をしているときにラジオなどの音声をスピーカーに出すか出さないかの選択だ。 デフォルトはOFFになっている(ビープが2回のところ)。

最後に予約を完了する。必ずこのボタンを押すこと。でないと予約はされない。 「予約完了」と音声ででる。もし他の予約リストと時間が重なっているとか、入力に誤りがあったらこのメッセージは出ずに、低いビープ音が鳴る。 画面ではなにが原因なのかは出ているのだと思うが音声メッセージは出ない。

ということで、予約設定に置いては、半分は音声ガイドがあるが、肝心の時間設定などは音声は出ないが、項目の規定値に戻るとビープ音が2回なるのでなんとかはなるはずである。 ただ、予約をたくさんしていると、どのリストに何の予約をしたか忘れてしまうのでメモはしておくべきだろう。

予約設定以外は音声ガイドがあるのでここで説明することはそれほどないと思う。 メニューの中でも設定項目を読まないことがあるが、設定後で、なにを設定したか音声で知らせてくれるから問題ないと思う。 例えば、タイムスキップ機能の時間の項目は音声が出ないが、設定を決定すると「タイムスキップを10秒に設定しました」と音声がでるのでそれほど不便ではない。 他の細かい項目も同じ様なところがある。

音声ガイド設定と警告音設定

これらを設定しておかないと私たちにはまったく使えない。 電源スイッチを入れ、メニューボタンを押す。 下矢印キーを1度押すと、共通設定項目になる。ここでOKボタンを押す。 するとビープ音の設定というところにフォーカスがあるので、そのまま再びokボタンを押す。そこで上下左右矢印キーをどちらかに押すと音声がでるので、OKボタンで決定すれば良い。 自信がなければ、買ったときにお店の人に設定して貰うと良いだろう。 これに加えて、下に説明するカレンダー設定、時刻自動補正も設定して貰うと良いと思う。これらもなれれば問題なくできるはずだが。

カレンダー設定

ここは音声が出ないので簡単に書いておく。 カレンダ設定は、最初は年月日、それから右に行く毎に月、日にち、時間を24時間設定かAM/PMで表示するかの設定、時間、分となっている。 ここは上矢印キーでそれぞれ数字が上がって行く。 また、時間は24時間設定が良いと思う。デフォルトは24時間設定になっていたと思う(ビープが2回なるところ)。 工場出荷時は2010年4月1日24時間表示の0時00分とマニュアルに書いて有った。 カレンダー設定は音声がでないので、どうしても自分で合わせたければ、適当にファイルを録音して、そのファイルのタイムスタンプをPCで確認して、合わせると良い。 また、時刻自動補正は+-2分以内にしておいてくれとマニュアルに書いて有る。

使っていて気が付いたこと

タイムスキップ機能は大変便利だと思った。これは5行から15分まで再生位置を飛ばせるものだ。録音を聞いているときにラジオのいらんコマーシャルや楽曲がイッパツで飛ばせられる。 この機能はトークマスタースリムや、PJ-10にはない機能だ。 もちろん他のICレコーダーで録音した物などのmp3もICR-XRS120MFに入れればタイムスキップは正常に働く。

ファイルの分割もやりやすいと思う。「ファイルを分割しました」というメッセージが出る。 ただし、このファイル分割は、MUSICフォルダではできない。T1からT20フォルダまたは他のボイスフォルダとかAMフォルダとかFMフォルダでしか機能しない。 他のファイルを分割したいばあいは、これらのフォルダにコピーして実行しなければならないが、どんなファイル名でもよいわけではない。 ICR-XRS120MFの形式のファイル名でないとファイルとして認識してくれない。とはいっても、ファイル名の先頭に番号が付いていればよいようだ。 例えば001_abcd.mp3みたいな感じ。 このへんはマニュアルをみてほしい。 ただしmusicフォルダではファイル名はなんでもよいようだ。また タイムスキップはmusicフォルダでも可能。

最後に

全てに渡って音声ガイドはないがちょっと慣れれば予約も含めて十分に全盲でも利用できる。まあいいんじゃない!という感じだ。 なんかしらないけど、いつの間にか トークマスタースリムPJ-10 、それと今回のICR-XRS120MFとラジオ予約ができるICレコーダが手元に3種類も集まってしまった。 どれも慣れれば全盲でも殆どの機能が利用できる。 値段と、操作性を考えて選ぶと良いと思う。どちらも一長一短なのでどれが良いとも言えない。各種私のリポートを見ていた抱ければと思う。 まあそれにしてもトークマスタースリムは手元に3台になってしまったが、こんなに要らなかったかも(笑)。誰か買ってくれる?

連絡先:web@watakatsu.com

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