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週刊アイリンク 第303号

発行日 2010年7月21日

発行 視覚障害者のための情報検索サイト・アイリンク
   http://www.eyelink.jp

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◆内容◆

◎週刊トピックス
◎新着サイト情報
◎情報チャンプル
◎ズームアップ
◎編集後記

※このメールマガジンでは、大見出しの先頭には◎、小見出しの先頭には●
 を付けています。

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◎週刊トピックス

先週1週間のアイリンクトピックス記事をお届けいたします。
最新の記事はアイリンクのトピックスページでご覧いただけます。
URL: http://www.eyelink.jp/topics.php

●触って楽しむ美術展、7月22日から8月3日に大阪府大東市で開催
 (2010年7月12日掲載)

大東市立生涯学習センターアクロスは、触って楽しむ見えない人・見えにく
い人・見える人のための現代美術展覧会「視力0.01」を開催する。
開催期間は、7月22日(木)から8月3日(火)。会期中無休。
会場は、大東市立生涯学習センターアクロス(大阪府大東市末広町1-301 ロ
ーレルスクエア住道サンタワー内、JR学研都市線「住道」駅下車)。
開催時間は、10時から21時(最終日は18時まで)。
出品作家は、尾柳佳枝、中谷由紀、中村協子、Haruhi、光島貴之。普段は平
面作品を制作している美術作家が、同展に向けて、触って鑑賞できるオリジ
ナル作品を制作。
入場は無料。
また、会期中に下記のイベントも開催する。
(1)キッズ鑑賞ツアー。
ミュージアム・アクセス・ビュー代表の阿部こずえ氏による、展覧会や作品
のことを、もっと知りたい、楽しみたい、というこどものためのツアー。
日時は7月25日(日)、10時30分と13時30分の2回。いずれも約30分。
対象は小学生。
定員は各先着10名。参加費は無料。
(2)ワークショップ「触る街・聞く街」&トークサロン「触ること・伝えるこ
と」。
開催日は8月1日(日)。
ワークショップ「触る街・聞く街」は、見えない美術作家である、光島貴之
氏の作品の立体コピーを触って鑑賞。
時間は13時30分から14時。
トークサロン「触ること・伝えること」は、ミュージアム・アクセス・ビュ
ー代表の阿部こずえ氏と、光島貴之氏の対談。聞き手は、本展企画者の中村
協子氏。
時間は14時15分から15時。
対象は小学5年生以上。
定員は先着30名。ワークショップ・トークサロンいずれかのみの参加も可。
参加費は無料。
(3)貼り絵コーナー。
マスキングテープやシールなどを使って、自由に描ける。見える人・見えに
くい人はアイマスクをして、手触りで絵を描く体験ができる。
予約不要。参加費は無料。
申し込み・問い合わせは、大東市立生涯学習センターアクロス(電話:072-86
9-6505、Fax:072-870-1405、E-mail:teruya@daito-across.jp)まで。

[関連URL]
http://www.daito-across.jp
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●森美術館、10月23日に耳と手でみるアート開催
 (2010年7月13日掲載)

東京六本木ヒルズにある森美術館は視覚障害者を対象に、スタッフとの会話
を通して作品を楽しむツアー「耳と手でみるアート」を開催する。
日時は10月23日(土)、11時から12時30分。
会場は、森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー、地下鉄
「六本木」駅下車)。
当日開催の展覧会は「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆
」。都市化、近代化の進んだ現代生活において、自然を知覚する潜在的な力
(ネイチャー・センス)や日本の自然観について考え、それが現代の美術やデ
ザインにどのように活かされているのかを問いかける。
対象は視覚障害をお持ちの方。定員は8名。
展覧会チケット料金は、一般1500円、学生(高校・大学生)1000円、子供(4歳
以上・中学生)500円。障害者と介助者は半額。ツアー参加費は無料。
申し込み・問い合わせは、森美術館学芸部パブリックプログラム(電話:03-6
406-6101、Fax:03-6406-9351、E-mail:ppevent@mori.art.museum)へ。

[関連URL]
http://www.mori.art.museum/contents/sensing_nature/public/main.html#10
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●ノダ・マップ、番外公演で視覚障害者のための舞台説明会開催
 (2010年7月14日掲載)

野田秀樹の活動母体であるノダ・マップの番外公演『表に出ろいっ!』にお
いて、視覚障害者のための舞台説明会が実施される。
開催日は7月18日(土)と25日(土)。時間は12時45分から13時15分。
会場は、東京芸術劇場 地下1階 小ホール1(東京都豊島区西池袋1-8-1、JR・
西武・東部・地下鉄「池袋」駅下車)。
舞台を観る前に舞台装置や衣裳、出演者についての説明を行う。
公演は14時開演、休憩なし、16時終演予定。
作・演出:野田秀樹。出演:野田秀樹、中村勘三郎、ほか。
料金は7500円(全席指定)。
また、9月18日(土)と25日(土)は、聴覚障害者のためのポータブル字幕機提
供も実施。13時15分より、手話通訳・要約筆記者が待機の上説明。
視覚障害者のための舞台説明会、聴覚障害者のためのポータブル字幕機提供、
共に締め切りは7月30日。
申し込み・問い合わせは、ノダ・マップ『表に出ろいっ!』係(電話:03-5391
-2111、E-mail:omote_nodamap@geigeki.jp)まで。

[関連URL]
http://www.nodamap.com/productions/omote/
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●視覚障害者対象ピアカウンセリング講座、9月に大阪で開催
 (2010年7月15日掲載)

視覚障害ピアカウンセラー連絡会・歩夢(ぽむ)は、9月5日(日)と6日(月)の1
泊2日の日程で、「第6回 視覚障害者対象ピアカウンセリング講座」を開催
する。
会場は、大阪市舞洲障害者スポーツセンター「アミティ舞洲」(大阪市此花
区北港白津2-1-46、JRゆめさき線「桜島」駅より送迎シャトルバス)。
対象はピアカウンセリングに高い関心のある視覚障害者で、1泊2日の講座全
日程に参加可能な方。初めての方を優先。
受講料は10000円(資料代・宿泊費込み、食費は別途)。
内容は、ピアカウンセリングに関する初歩的な内容を中心に実施。
リーダーは、大西友子氏(まつばらピアセンター)、藤原久美子氏(自立生活
センター・神戸Beすけっと)。サブリーダーは、明智博之氏(地域生活支援セ
ンター・えんじょい)。
定員は10名程度。締め切りは8月8日。
申し込み・問い合わせは、視覚障害ピアカウンセラー連絡会 ピアカウンセ
リング講座担当(E-mail:pom10@la.jpn.org)まで。

[関連URL]
http://pom2.web.fc2.com/peer-kouza/kouza2010.html
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●オリンパス、DAISY図書再生機能搭載ICレコーダー発売
 (2010年7月16日掲載)

オリンパスイメージング株式会社は、ICレコーダー「Voice-Trek(ボイスト
レック)」シリーズの新機種「DM-4」を発売した。
操作状況を音声でアナウンスする音声ガイド機能、テキストファイル読上げ
機能、音声認識による簡易スケジューラー機能、DAISY図書の再生機能、突
起付き操作ボタンの採用など、視覚障害者の利用にも配慮した設計。2.2型
カラー液晶搭載で、画面も見やすくなっている。
録音形式は、高音質録音のできるリニアPCM方式のほか、WMA方式、MP3方式
に対応。
内蔵メモリー8GB。リニアPCMモードで12時間5分、長時間録音モード(LPモー
ド)で約2043時間の録音が可能。microSDカードスロットを搭載し、さらに長
時間録音にも対応。
再生スピードを、早聞き24段階から遅聞き5段階で調整可能。
電源はリチウムイオン充電池(LI-50B)1本。パソコンのUSB端子に接続して充
電可能。
サイズは、長さ113×幅45×厚さ15mm。質量98g(電池含む)。
価格はオープン。
問い合わせは、オリンパスカスタマーサポートセンター(電話:0120-084215
または電話:042-642-7499)まで。

[関連URL]
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2010a/nr100616dm4j.cfm
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◎新着サイト情報

先週1週間の、視覚障害関連の新着サイト情報をお届けいたします。
最新の情報はアイリンクの新着情報ページでご覧いただけます。
URL: http://www.eyelink.jp/search.php?p_mode=new

●世田谷区立総合福祉センター
 http://www.setagaya-sofuku.net
東京都世田谷区の総合福祉施設。相談事業、通所指導・訓練事業、障害者自
立支援法による事業、訪問サービス、介護保険事業、通所リハビリテーショ
ン・訪問リハビリテーション、講習会・イベント、会議室・温水プールの利
用、福祉用具展示相談等、各種事業を行っています。
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◎情報チャンプル

このコーナーでは、読者の皆様から寄せられた情報を中心に、視覚障害関連
の話題をお届けいたします。

●さわれる天体写真展in汐留、7月23日から8月19日に開催

「夢集団・星とロマンを語る会」、常磐大学コミュニティ振興学部 中村正
之研究室の主催で、「さわれる天体写真展」が開かれる。
期間は7月23日(金)から8月19日(木)。時間は9時から19時。
会場は、汐留メディアタワー3階 ギャラリーウォーク(東京都港区東新橋1-7
-1、地下鉄・ゆりかもめ「汐留」駅下車)。
視覚障がいを持つ人もいっしょに宇宙の姿を楽しめるように立体コピーの技
術を活用し、星座や惑星、太陽、月の姿などを展示。
点字解説や音声ガイドのついている作品あり。週末を中心に制作担当者が解
説に立つ。
URL: http://www.tokiwa-nakamura.jp
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●ギャラリートム、講演会と全国盲学校生徒作品展開催

ギャラリートムの主催で、講演会「手で見る絵画」が開かれる。
日時は7月31日(土)、18時30分。
会場は、こどもの城11階会議室(東京都渋谷区神宮前5-53-1、JR・東急・京
王・地下鉄「渋谷」駅・地下鉄「表参道」駅下車)。
講師は、アニタ・デル・ヴィット女史(パリ国立近代美術館(ポンピドーセン
ター)教育普及主任)。絵画を分解して鑑賞できるよう開発された触図を披露
し紹介。
料金は、一般2000円、視覚障害者と付添者は各1000円で要予約。
また、ギャラリーTOMでは、7月24日(土)から8月29日(日)まで、盲学校生に
よる造形作品展と触察本の展示も開催。
会場は、ギャラリートム(東京都渋谷区松涛2-11-1、京王井の頭線「神泉」
駅下車)。
時間は10時30分から18時。
申し込み・問い合わせは、ギャラリートム(電話:03-3467-8102、E-mail:tom
@gallerytom.co.jp)まで。
URL: http://www.gallerytom.co.jp
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●大阪府ITステーション、7月24日に支援機器・ソフト活用セミナー開催

大阪府ITステーションは、「障がい者のための支援機器・ソフト活用セミナ
ー」を開催する。
日時は7月24日(土)、14時から16時。
会場は、大阪府ITステーション(大阪市天王寺区六万体町3-21、地下鉄谷町
線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅下車)。
講師は、深見哲史氏(有限会社エクストラ)。
内容は、ブレイルセンスプラス並びにGPSナビの紹介。
対象は、大阪府在住・在勤・在学の障害者とその支援者。
受講料は無料。申し込みは不要。
問い合わせは、大阪府ITステーション パソコン講習会係(電話:06-6776-122
2、Fax:06-6776-1231)まで。
URL: http://www.itsapoot.jp/new/m_yorozu/katuyou1007.html
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◎ズームアップ

このコーナーでは、話題の福祉機器や便利グッズ、イベント、制度、その他
視覚障害関連情報に焦点を当ててお伝えいたします。

●紙幣と硬貨の識別

今週は、紙幣と硬貨の識別方法を紹介。
視覚障害者の方で知っている人は多いと思うが、視力が低下しつつある方、
あるいは失明して間がない方などはご存知でない場合もあるので、ここで紹
介したい。
まず紙幣は、現在、千円、五千円、一万円、そして二千円が流通している。
紙幣の下部の端には、触ってわかる識別マークがあり、千円紙幣は横棒、五
千円紙幣は八角形、一万円紙幣はかぎ型、二千円紙幣は丸形が立てに三つ(
点字の「に」)となっている。しかし、紙幣が折れ曲がったり古くなったり
した場合は判別しにくいこともある。
もう一つの識別方法として、紙幣サイズの比較方法がある。縦の長さはいず
れも76mmで統一されており、横の長さが、千円紙幣は150mm、二千円紙幣は
154mm、五千円紙幣は156mm、一万円紙幣は160mmとなっている。二千円紙幣
と五千円紙幣の長さの差が少なく、やや識別しにくい。
硬貨は、五円硬貨と五十円硬貨に穴があり、その他の硬貨には穴が空いてい
ない。また、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨は、側面にギザギザがある。
サイズは、穴空き硬貨は、五十円硬貨より五円硬貨の方が一回り大きい。穴
なし硬貨は、1円硬貨、百円硬貨、十円硬貨、五百円硬貨の順に大きくなる。
ギザギザ硬貨は、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順に大きくなる。ギ
ザギザなし硬貨は、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨の順に大きくなる。
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◎編集後記

週刊トピックスで紹介したオリンパスのICレコーダーですが、一般製品であ
りながらDAISY録音図書の再生やテキストファイル読み上げ機能を搭載する
など、視覚障害者に配慮した設計で、非常に興味深い製品です。私も店頭で
手に取ってみたいと思います。
では、また次号でお会いしましょう。

編集担当 東 秀樹

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